3,000万円からの急転直下:SPXL投資で学んだリスク管理の重要性

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目次

  1. 調子に乗ってしまった資産運用
  2. アメリカ株の暴落と円高進行
  3. レバレッジのリスクとその影響
  4. SPXLの長期投資と今後の方針
  5. 今後の資産運用に向けた反省と対策

1. 調子に乗ってしまった資産運用

3週間前、ついに私の資産が3,000万円に達しました。これは、長年の資産運用の成果が実を結んだ瞬間であり、喜びとともに自信も膨れ上がりました。しかし、調子に乗りすぎてしまったのか、投資への姿勢が緩み、油断してしまいました。さらにリスクの高い投資を積極的に行うわけではなかったものの、既存の投資戦略をあまり見直すことなく楽観視していたのは事実です。

振り返ってみれば、今年はアメリカ株が非常に順調すぎた感もありました。また、円安が進行していたことで、外貨建ての資産が大幅に評価され、私の資産が3,000万円に達することができたのです。つまり、円安による一時的な価値の上昇により、実際の資産価値が増加したように見えていただけだったのかもしれません。現状の資産価値が、本来の正しい姿である可能性も考えています。

2. アメリカ株の暴落と円高進行

資産が3,000万円に達してからしばらくして、アメリカ株市場で大きな調整が入りました。市場の楽観的な見方が急速に冷え込み、主要な株価指数は大幅に下落しました。さらに、円高の進行も加わり、外貨建ての資産の価値が急速に目減りしました。

為替相場の変動は、国内投資家にとって特に注意すべきリスク要因です。特に、私のようにアメリカ株への投資を多く行っている場合、円高は直接的な損失をもたらします。この局面で、為替リスクを十分に考慮していなかったことが、今回の損失をさらに拡大させる結果となりました。

3. レバレッジのリスクとその影響

資産が順調に増えていたことから、私はレバレッジをかけた投資も行っていました。主にSPXLというレバレッジ型のETFに投資しており、これはS&P 500のパフォーマンスを3倍に増幅させる商品です。SPXLは、短期的なトレードには適していると言われる一方で、長期投資には向いていないとされています。

この理由については、私も理解しているつもりですが、完全には納得しきれていません。特に、コロナショックの際に非常に安い価格でSPXLを仕入れたため、その後の大幅な上昇を見て売るのがもったいないという気持ちが強いのです。しかし、最近の市場の動きを受けて、そろそろSPXLの売却も視野に入れた方が良いのではないかと考えるようになりました。

4. SPXLの長期投資と今後の方針

SPXLは、短期的なボラティリティを利用して利益を上げる目的に適した商品です。しかし、時間が経つにつれて、毎日の価格変動が累積されるため、長期的には予想外の結果になることもあります。市場が安定している間はその恩恵を受けることができますが、大きな調整や下落局面では、そのリスクが一気に顕在化します。

そのため、現在の状況を踏まえると、長期保有は避けた方が良いかもしれません。とはいえ、コロナショックの安値で購入したことで、今まで大きなリターンを得てきたことも事実です。この利益を確保するために、そろそろ一部売却を検討し、ポートフォリオを見直すことが賢明かもしれません。

5. 今後の資産運用に向けた反省と対策

今回の損失は、私にとって大きな教訓となりました。まず、過信は禁物であり、どんなに順調な時期でも冷静さを失ってはいけないということです。リスクを取ること自体は悪いことではありませんが、それを正しく管理することが重要です。

今後は、より慎重な投資判断を心がけるとともに、リスク管理を徹底して行います。特に、為替リスクやレバレッジの使い方については、今回の経験を生かして、より慎重なアプローチを取ることにします。また、資産が一定の金額に達した際には、リスクを適切に分散し、保守的な投資方針を採用することも検討すべきでしょう。

資産運用は長期的な視点で行うべきものであり、短期的な利益に惑わされないよう、冷静で戦略的な判断を続けることが成功への鍵となります。今回の痛みを伴う経験を糧に、今後の資産運用をより賢明に行っていきたいと思います。


このように、過信による投資判断がどれだけ危険であるかを痛感した今回の経験は、今後の資産運用にとって非常に価値のある教訓となりました。今後は、リスクをしっかりと管理し、長期的な視点を持って資産を増やしていくことを目指します。

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